色分解
印刷の製版段階でカラー原稿をCMYKの各版に分けること。
4色分解(よんしょくぶんかい)、または単に分解とだけ呼ばれることもある。
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印刷の製版段階でカラー原稿をCMYKの各版に分けること。
4色分解(よんしょくぶんかい)、または単に分解とだけ呼ばれることもある。
印刷所が一切手を加えないで、そのまま印刷にかけられる状態の原稿のこと。
主にカラーの表紙原稿に対して使われることが多い言葉。
写植を行ったり、色補正などをしないで、そのまま印刷にかけられる状態の原稿を指す。
墨一色でかいた原稿のこと。
モノクロ原稿には紙に描いたアナログ原稿と、データのモノクロ原稿がある。
アナログ原稿の場合、墨だけに限らず、黒のインクなどを使って描いたものも墨一色という表現を使う。
黒一色であるということ。
真っ黒のもので描かないと再現が難しくなるため、薄墨やグレーのペン、茶色のペンなどは使用しないこと。
証券用というインクがあるが、これはインクとして薄いため、モノクロ原稿には使わない方が良い。(証券用は耐水性のため、主にカラー原稿に使われます。)
薄墨などを使った場合、それを再現するために濃くするので、他のものも引きずられて濃くなり、線がつぶれるなどの弊害が起こる。
また、水性ペンは思ったよりも薄いため、使わない方が良い。
油性マジックは使用可能だが、にじむので注意が必要。
トーンについても、まれにトーンの印刷がグレーなものがあったりするので、そういうトーンは買わないようにしたい。
データ原稿は、モノクロの保存形式は、モノクロ2段階調(白と黒だけで表現される方法)と、グレースケール(白、黒、グレーで表現される方法)がある。
アナログ原稿と違い、原寸で作成するのが基本。
印刷所に受付できるデータ形式やソフトが異なるので、必ず確認が必要。
着色した原稿のこと。
フルカラー原稿。
カラー原稿には紙に描いたアナログ原稿と、データのカラー原稿がある。
アナログカラー原稿ではカラー原稿専用の用紙を使用して描く。
アナログ原稿ではモノクロでは再現されなかった水色の線でも再現されるので、アタリは裏に引いてトレスするなどの対応が求められる。
また、修正のホワイトも場合によっては再現されるので、修正のホワイトを使用しないで描き上げるのが望ましい。(慣れてないと、かなりの技術と集中力が必要)
カラーオーバーレイ(カラートーンのようなもの)も貼りすぎると影が出る場合があるので、重ね貼りなどはしない方が良い。
アナログの着色としては、コピック、カラーインク、色えんぴつ、カラーオーバーレイ、ポスターカラー、絵の具などを使用する。
蛍光ピンクや金銀などは再現されないので、蛍光色やメタル色を使用するのは控えた方が良い。
表紙のカラー原稿は製本断裁時に思わぬ事態でずらさざるを得ないことがあったりして(背幅の計算が合ってないなど)、基準枠よりもできるだけ多めに(少なくとも5mm以上。横の場合は何かのためにもう少し多めでも良いぐらい)かいておく方が無難。
データカラー原稿では、各社それぞれの基準があるので、それに沿ったデータにする必要がある。(保存形式、解像度、サイズなど)
データカラー原稿は出力見本(プリントアウトしたものでOK)をつけておくのが望ましい。
アナログに比べて各社独自の基準があることが多く、前の印刷所はコレでOKだったから、次の印刷所でもそのまま通用するのかといえば、そうでない場合があったりと、まちまち。
本文原稿を部分的に入稿すること。
例えば24Pの本文であった場合、先にできた、はじめの12P(この12Pは連続している必要がある。)だけを印刷所に入稿し、後の12Pは数日後に入稿するといったこと。
印刷所が本文原稿を一気に片付けることができず、また保管も管理もややこしくなるため、好まれる方法ではない。
また、部分入稿を受け付けない印刷所もある。
マンガや小説などの、本文を執筆してある原稿のこと。
表紙がカラー原稿である場合、印刷に時間がかかるため、先に表紙原稿だけ入稿するなどの手段をとることがあるが、その本文にあたる原稿のこと。
表紙原稿が印刷される間、本文原稿の入稿が後になることにより、実質的には締め切りが延びることになるため、この間に追い込みをかける人も少なくない。
表紙原稿と本文原稿を別々に入稿した場合、どの表紙がどの本文のものか分からなくなることがあるため、表紙原稿と本文原稿にそれぞれ本のタイトル、氏名、連絡先、サークル名などを記入しておくとよい。(※アナログ原稿の場合)
表紙(裏表紙も含む)の原稿。
表紙だけを別の印刷所に頼んだり、先に表紙だけ刷ってもらうときなどに使われる言葉。
特に表紙がカラー原稿である場合、印刷に時間がかかるため、先に表紙原稿だけ入稿するなどの手段をとることがある。
表紙原稿と本文原稿を別々に入稿した場合、どの表紙がどの本文のものか分からなくなることがあるため、表紙原稿と本文原稿にそれぞれ本のタイトル、氏名、連絡先、サークル名などを記入しておくとよい。(※アナログ原稿の場合)
パソコンのソフトで作ったデータの原稿のこと。
データそのもの。
代表的なものに、Photoshop、Illustrator、Word、コミックスタジオのデータなどがある。
印刷会社により、
・扱えるソフト
・OS(WindowsかMacかなど。)
・バージョン(あまりに最新のバージョンや、古すぎるバージョンには対応してない印刷会社もあり)
・メディア(MO、CD-R、ZIPなど)
・オンライン入稿(メール添付、FTP入稿など)
・保存形式(どのパソコンでも同じように表示できる形式が望まれる)
が異なるので、入稿前に必ず確認しておくことが必要。
自宅のPCでの表示と、印刷所の表示が異なることが往々にしてあるので、自宅で表示できたからといって、印刷所でも同じように表示できるとは限らない。
また、モニター色と実際の印刷の色が異なることも往々にしてあるので、郵送の場合はプリントアウトした見本をつけておくのがベター。
紙原稿のこと。
途中まで紙原稿で作成し、仕上がりがデータ原稿になっている場合は「データ原稿」の扱いとなる。
あくまで印刷時に紙原稿であるのが、アナログ原稿。
紙(原稿用紙等)に書いたマンガ原稿、便箋原稿、プリントアウトした小説などがある。
通常フルカラー印刷は
C-シアン
M-マゼンタ
Y-イエロー
K-スミ
で印刷されるが、人物の肌をキレイに見せるなどの目的のために、
M-マゼンタをKP-蛍光ピンクに
差し替えて印刷すること。
全般に明るい感じに仕上がる。
ただ赤色が再現されず、オレンジに変色してしまったりする。
赤を再現したい場合は、5色印刷(C、M、Y、K、KP)か、マゼンタと蛍光ピンクを半分づつ混ぜたインクを使うなどすると良い。
(この場合、完全にKPを差し替えた場合よりは少しくすみ、赤もそれなりの赤として再現される。また、MとKPの混合インクを使う印刷所は限られる。)