コピー本の仕様を決める:ページ数の決定【デジタルコピー本の作り方1-2】
コピー本で扱えるページ数
コピー本は、製本の関係上、必ず4の倍数でにする必要があります。
ただしコピー本は、40ページを超えるとホッチキスが通りにくくなりますので、40ページ以下で作るのがおすすめです。
具体的には、8ページ、12ページ、20ページ、24ページ、28ページ、32ページ、36ページ、40ページの、いずれかのページ数で作るようになります。
※4ページはコピー用紙1枚で済んでしまいますので、ここではコピー本として扱いません。
本文以外に必要なページ
本文のページ以外に必要なページですが、
・表紙
・裏表紙
・表紙のウラ
・裏表紙のウラ
の4ページは、絶対外せないページになります。
ところで同人誌は「奥付」を外すことができません。
奥付とは、発行者の名前や連絡先などを明記したものです。
奥付のためだけに1ページ取ることも多いです。
私はいつも
・内表紙
・まえがき
・あとがき
・奥付
の4ページを追加していました。
この追加ページについては、原稿が必ず4の倍数のページで収まるわけではありませんので、奥付以外のページを削ったり増やしたりして対応します。
なお、追加のページについては、奥付以外はイラストとかトークなどで代用してもオッケーです。
ページ数の数え方
本のページ数は、表紙や裏表紙、表紙のウラと裏表紙のウラなど、全てのページを含めた、総ページ数で数えます。
本文のページ数だけでないので注意が必要です。
実際のページ数の数え方をご紹介します。
1ページ目(表紙・表1)
1ページ目は表紙です。表1(ひょういち)とも呼ばれます。
2ページ目(表2)
2ページ目は表紙のウラです。表2(ひょうに)とも呼ばれます。
基本的に印刷をしないページです。
遊び紙
遊び紙はページ数に数えません。
また、基本的に遊び紙には印刷しません。
今回は遊び紙を入れていますが、必ず入れる必要はありません。
本文
本文は3ページ目から始まります。
通常ノンブル(ページ番号)は「3」になりますが、コピー本の場合は、「1」を使用する方もいます。
最後からー1ページ目(表3)
裏表紙のウラです。表3(ひょうさん)とも呼ばれます。
遊び紙を入れている場合は、表3の前に遊び紙がきます。
最後のページ(裏表紙・表4)
最後のページは裏表紙です。表4(ひょうよん)とも呼ばれます。