コピー本を作ろう! 一番はじめに仕様を決める【コピー本の作り方1/9】
同人誌のコピー本の作り方をご紹介します。
このコンテンツを読む前に、「本を作るその前に」もご参照ください。
ここでのコピー本の作り方は、主にアナログ漫画原稿での作り方を中心に書いています。
※部分的にデータ原稿(デジコミ)についても書いています。
アナログ漫画原稿を中心に解説していますが、面付方法やコピー方法、製本方法などは、小説コピー本を作る方の参考にもなるかと思いますので、折々で情報を活用してくださいね。^^
コピー本の仕様を決める
それでは実際に作っていくとしましょう。

まず最初に本の仕様を決めます。
今回は
サイズ :A5
印刷方法 :コピー
表紙の色 :モノクロ表紙
ページ数 :12P
とじ方:中とじ
部数 :1部(見本なので)
でいくとしましょう。
ページ数については、原稿を書いてみないとページ数が決まらない場合は、ページ数を残して残りの仕様を決めます。
コピー本は40Pを超えるとホッチキスの芯が通らないので、40P未満に押さえるのがコツです。(できれば36P未満)
ページ数の数え方は、表紙も裏表紙も全て含めたページ数にするのが基本です。
私はいつもページ数を決めるときに
本文のページ数+8P
で計算します。
上記の仕様ですと、本文は4Pです。
そして追加分の8Pの中に、本を作るときにどうしても外せない
・表紙部分のページ数、「表紙、表紙ウラ、裏表紙のウラ、裏表紙」の4P
・内表紙、まえがき、あとがき(インフォメーション)、奥付などの4P
を入れて計算します。
表紙部分のページ数はどうしても削れませんが、内表紙部分の4ページは、場合によっては削除しても大丈夫です。
ただし奥付は、本を発行する上で外せない部分です。
内表紙やまえがき、あとがきは削っても大丈夫ですが、奥付だけは必ずどこかに入れるようにしましょう。