同人誌のコピー本の作り方をご紹介します。

このコンテンツを読む前に、「本を作るその前に」もご参照ください。

ここでのコピー本の作り方は、主にアナログ漫画原稿での作り方を中心に書いています。
※部分的にデータ原稿(デジコミ)についても書いています。

アナログ漫画原稿を中心に解説していますが、面付方法やコピー方法、製本方法などは、小説コピー本を作る方の参考にもなるかと思いますので、折々で情報を活用してくださいね。^^

コピー本の仕様を決める

それでは実際に作っていくとしましょう。

本の仕様 表1(表紙)、表2、表3、表4(裏表紙)

まず最初に本の仕様を決めます。

今回は

サイズ :A5
印刷方法 :コピー
表紙の色 :モノクロ表紙
ページ数 :12P
とじ方:中とじ
部数 :1部(見本なので)

でいくとしましょう。

ページ数については、原稿を書いてみないとページ数が決まらない場合は、ページ数を残して残りの仕様を決めます。

コピー本は40Pを超えるとホッチキスの芯が通らないので、40P未満に押さえるのがコツです。(できれば36P未満)

ページ数の数え方は、表紙も裏表紙も全て含めたページ数にするのが基本です。

私はいつもページ数を決めるときに

本文のページ数+8P

で計算します。

上記の仕様ですと、本文は4Pです。

そして追加分の8Pの中に、本を作るときにどうしても外せない

・表紙部分のページ数、「表紙、表紙ウラ、裏表紙のウラ、裏表紙」の4P
・内表紙、まえがき、あとがき(インフォメーション)、奥付などの4P

を入れて計算します。

表紙部分のページ数はどうしても削れませんが、内表紙部分の4ページは、場合によっては削除しても大丈夫です。

ただし奥付は、本を発行する上で外せない部分です。

内表紙やまえがき、あとがきは削っても大丈夫ですが、奥付だけは必ずどこかに入れるようにしましょう。