さて、概要と執筆候補者が決まれば、依頼をします。

それぞれ執筆者サイドでもスケジュールの都合とかあると思うので、いきなり依頼がきて、「ヨロシク!」というよりも、一度参加の有無を聞いてから、後で正式依頼される方がいいと思います。

アンソロ執筆参加の有無についてですが、イベントでの声かけ、メール等での連絡方法があります。

自分にあった方法で、失礼のないように尋ねてみましょう。

この時点では、発行予定イベント、締め切り、内容(本のテーマ等)、大体のページ数などを伝えておくと、執筆者は参加の有無を判断しやすくなります。

参加の呼びかけで参加意思のある執筆者さんには後日、正確な依頼内容を連絡します。

原稿については混乱や行き違いを避けるために、詳しく書いた規約(締め切り日、ページ数、テーマ等)を、紙の文章なり、メールの文面なりで作成してそれを執筆者さんに渡して依頼します。

 

依頼する際の原稿に関する注意事項

依頼する際の細かい注意点になりますが、アナログ漫画の場合、原稿用紙のメーカーを指定してもいいのですが、嫌がられる場合もあります。

データ原稿は作り方によってはかなり多様なものができあがってきますので、特に注意を払って規約をつくっておく必要があります。(解像度、保存形式、原稿サイズなど)

扉の有無などの指定がある場合は、指定をしておきます。(扉絵もタイトルを入れて準備をお願いします等)

小説の場合は完全原稿でもらう場合、原稿用紙サイズを伝えておく必要があります。

なお、小説はデータでもらって、企画者サイドで編集することもあるかと思いますが、その場合は保存形式を連絡しておきます。 (Win、Macの両方、もしくは企画者サイドのソフトで開けるようにするための、対応方法等)

また、小説はページ数制限がある場合は、1ページの字数目安を伝えておくと親切です。

扉や見だしの有無、本文の装飾についてなど、規定がある時にはそれも合わせて連絡しておきましょう。

コメントなどをもらう際には、そのコメントサイズについても記載しておきましょう。

小さいサイズのコメントなら、(1ページを4つに割ったりとか)それ用のサイズの原稿用紙を渡してもいいと思います。

 

依頼時期について

依頼時期は、あまり直前での依頼は避けましょう。
(執筆者側の締め切りに2~3ヶ月程度あればいいと思います)

また、編集の時間と、遅れる人が出てくるのも見越して、企画者サイドは1ヶ月程度は時間の余裕を持つようにしましょう。

なお、参加を強制するのはマナー違反になりますので、強制するようなことは避けましょう。 (ダメもとでお願いして引き受けてくれることがありますが、断られた場合は食い下がらないようにしましょう)