コピーが済んだらそれぞれ半分に折っていき、ページ順にとっていきます。
紙を折るときは背の部分にしっかりと折り目をいれておきましょう。
また、断裁をしない場合、きちんと半分に折らないと小口がガタガタになります。

折とページ順に取るのが終わったら、紙を整え、下図の図1のように背の部分近くと、背以外の部分をクリップで止めて、紙がズレて動かないように固定させます。

次に図2のように背の部分にボンドをつけていきます。
それぞれのページがバラバラにならないように、隙間を埋めるような感じで塗ります。
この時ボンドのつけ方が悪いと、ページがバラバラになります。

塗り終わったら、図3のように本などで重しをして(重しをするときは、重しにボンドがつかないように紙を敷いておきましょう )一晩ほど寝かせます。

なお、
『ボンドで作業するのがメンドクセ~! 寝かせて待ってる時間なんてネー!』
って方のために、裏技も紹介しておきます。

★のり編(裏技)
ボンドのかわりに背の部分にのりを3~5mmほど塗って、貼りつけていく方法です。
図1のようにクリップで止めて、後は1枚1枚を図4のように背の部分にのりをつけて貼り合せていきます。
のりをつける部分が狭いほど(3mmとか2mmになるほど)綺麗に仕上がります。
のりをつけた後は重しをしてしばらく寝かせておきます。
この方法のメリットはボンドに比べて乾くのが早いことと、ボンドのように面倒くさくなく、ページ数が多くても大丈夫ということです。
デメリットは仕上がったときにのりのある部分が根元まで開ききらないということと、ボンドよりも接着力が弱いため、のりの付け方が悪いとそのページ同士がはがれてしまうという欠点があげられます。

★ホッチキス編(裏技2)
俗にいう平とじという方法です。
ページ順に取り終わった本文の背の部分をホッチキスで綴じる方法です。(図5)
この方法のメリットはボンドやのりよりも簡単であるということです。
デメリットは仕上がった本が読みにくくなってしまうことと、36P程度までしかホッチキスが通らないということです。

多分、一番綺麗にできるのはボンドでの製本だと思います。
で、その次がのりでの製本。ホッチキスでするのは自家上製本の場合、あまりオススメしません。
かくいう私は面倒くさがりなので、今のところのりで作る方法でいってます。