3-中身(本文)を作ろう(面付)
次に原稿を仕上げてしまいましょう。
自家上製本は背幅が決まらないと作業を先に進めることができないので、まず中身(本文)から作っていくことになります。
本文の基本的な作り方はコピー本と同じですが、表紙(表1~表4)を除いた分を作ります。
◆今回の仕様
・自家上製本
・44P(うち、本文40P)
・表紙の紙はレザック66スカイ130kgA3を使用(B4でも可)
・見返しの紙はタントL-50の130kg、A42枚を使用
・右とじ
・本文無線とじ
今回は40Pと分厚く、この厚さになるとホッチキスが通らなくなってきます。
今回は4P単位でコピーをして折った背をのりで綴じる、無線とじという方法で製本します。
無線とじを自分でするとなるとひと手間かかるのですが、好きなだけページを増やせるというメリットがあります。
まずページの先頭から4P単位で本文を分けていきます。
上記図を参照して4P単位で面付けしていきます。(テープを貼るのは裏面)
図は原稿面が上になった状態で面付したページ数を書いています。
右とじの場合、面付時、奇数Pが必ず左にきて、偶数Pは必ず右にきます。
そして1と4を面付したものを表にコピーし、その裏に2と3を面付したものをコピーします。
そういう風に、以降、白い枠で囲っているものがそれぞれ表裏にくるようにコピーをしていきます。