一通りの作業が済んだら修正です。
修正はホワイトによる修正と、切り貼りがあります。

ホワイトはインクや墨などとの相性によって、泣く(ホワイトを塗った下から墨などが滲んでくる)ことがあるので、相性には気をつけましょう。
ひと昔前はポスターカラーがメジャーでしたが、最近では様々なホワイトが出ていて、しかも耐水性のものもあったりするので、自分にあったものを選びましょう。
修正ペンはおおよその墨やインクなど、ほとんどのものに対応できる上に使いやすいので、案外重宝します。

ホワイトはちょっとした修正には便利ですが、広範囲の修正には向きません。
広範囲の修正は、別の原稿に同じように書き直しして、切り貼り(上に修正したい原稿、下に修正した原稿を重ね合わせ、2枚合わせて切り取り、修正部分にはめ込んで、後ろからテープで貼り付ける方法。)にしましょう。
この時、合成部分(切り口)にホワイトを塗っておくと陰が出にくくなります。

ホワイトをかけた上から線を書くと太くなるので、できるだけ避けましょう。