9-マンガ原稿の描き方(トーン1)
一通り人物や背景、効果線、ベタ作業が済んだら次はトーン作業です。

最近はトーンの定着を行わない人が増えているので、トーンを貼った後は、バーニシャ、トーンヘラなどでしっかりこすって定着させましょう。
トーンの上から直接強くこするとトーンの印刷部分がこすれてしまうので注意が必要です。
(トレペやトーンの下紙などを乗せた上からこすりましょう)
トーンの上にはベタを塗らないようにしましょう。
トーンはフィルムなので、墨やインクなどをはじきます。
塗ったとしても乾くまでかなりの時間を要したり、生乾きっぽくなるので、それがこすれて原稿が汚してしまいます。
トーンの上に黒を塗りたい場合は、油性マジックで塗るようにしましょう。
油性マジックで塗っても薄い塗りになることが多いので、非常時以外はベタの上にトーンを貼ることをオススメします。
トーンはグレーの印刷のものや、メーカーによっては定着しにくいトーンなどがあります。
そういったトーンは使わないようにしましょう。
また、タチキリでトーンを貼りたい場合は外枠(一番外の枠)まで貼ります。(ただし、原稿用紙からはみ出さない程度まで)
上の写真で左下がタチキリになるのですが、参考にしてみてください。