マンガの描き方1

宇部流ですが、アナログマンガ原稿の描き方講座です。
途中、原稿を掲載していますが、こりゃ一体何のマンガだ?
とかいうツッコミはなしです。(笑)

まずマンガを書くにはお話を作らなくてはなりません。
話を作る時点のものはネームと呼ばれます。
ネームの描き方は特に基準はないのですが、私の場合はB5の落書き帳片面に話のはじめから順番に書いていきます。
1P1枚です。
この方法はミスした時にそのページだけビリッと破って捨てることができるのがメリットですが、見開きの構成を考えづらいのが難点です。
見開きを考える場合は奇数ページを右に、偶数ページを左に、この2枚を並べて考えます。

話をどんどん描いていきます。
書き込みの具合は個人の自由で、絵の構成もしながら進められる人は構成と同時進行してもいいでしょう。
プロのマンガ家さんはこの状態で打ち合わせをされるので、それなりに書き込まれる方もいらっしゃるようです。

ネームや絵コンテ、原稿などを書く場合、どの状態でもいえることですが、必ず紙のどこかにページ番号をふっておきましょう。
私はネームの場合は真ん中の下に番号を書きます。
原稿の場合は裏、もしくは原稿用紙にページ番号をかくところがあるので、そこに書きます。
そうしないと、後で分からなくなることがあります。
(書いた本人でさえどのページだか分からなくなることがあるのです。)

私のネームは絵コンテも兼ねていますが、ネームはストーリーだけを考え、
絵の構成などは絵コンテで行うといった方もいらっしゃいます。

私のネームは超ラフです。
人に読ませたら文字は読めない、絵は誰だか分からないネームです。(上参照)
絵はアタリ、セリフも忘れない程度の走り書きです。
なので、時間が経つと(2ヶ月もすると)書いた本人ですら誰が何を言ってるのか分からなかったりします。(爆)

私はこの状態で人に読んでもらうことがあります。
その方がいい話ができるからです。
(でも結局汚くて、相手も良く分からない状態でコメントくれることも…。)

同人は好きな話を好きなだけ描けるのがメリットですが、その分話が冗長になりがちです。
特にコレは必要ないな…と思うエピソードをカットすることも覚えた方が、メリハリのある話になります。

ネームを書くことをネームを切るともいいます。
最近はネームノートという便利なものも出てきていますので、場合によっては使い分けるのもいいでしょう。