墨一色でかいた原稿のこと。

モノクロ原稿には紙に描いたアナログ原稿と、データのモノクロ原稿がある。

 

モノクロアナログ原稿

アナログ原稿の場合、墨だけに限らず、黒のインクなどを使って描いたものも墨一色という表現を使う。

黒一色であるということ。

真っ黒のもので描かないと再現が難しくなるため、薄墨やグレーのペン、茶色のペンなどは使用しないこと。

証券用というインクがあるが、これはインクとして薄いため、モノクロ原稿には使わない方が良い。(証券用は耐水性のため、主にカラー原稿に使われます。)

薄墨などを使った場合、それを再現するために濃くするので、他のものも引きずられて濃くなり、線がつぶれるなどの弊害が起こる。

また、水性ペンは思ったよりも薄いため、使わない方が良い。

油性マジックは使用可能だが、にじむので注意が必要。

トーンについても、まれにトーンの印刷がグレーなものがあったりするので、そういうトーンは買わないようにしたい。

 

モノクロデータ原稿

データ原稿は、モノクロの保存形式は、モノクロ2段階調(白と黒だけで表現される方法)と、グレースケール(白、黒、グレーで表現される方法)がある。

アナログ原稿と違い、原寸で作成するのが基本。

印刷所に受付できるデータ形式やソフトが異なるので、必ず確認が必要。