製本方法は主に5種類あります。
・無線とじ
・アジロとじ
・中とじ
・平とじ
・上製本
です。
無線とじは市販のコミックスなどの製本方法と同じで、背を糊(製本用の糊)でくっつける方法です。一番よく使われているのではないかと思います。
アジロとじは背の部分にスリット、もしくはスロット形状の切り目を入れ、糊でくっつける方法です。切り目に糊が入るので、無線とじよりも接着強度が強いです。
中とじはコピー本などでもよく使われている方法です。ヤングジャンプなどの雑誌はこの方法です。この方法はあまりたくさんのページ数を製本するには向いていないので、印刷所によってはページ数の上限を設けられている場合もあります。
平とじは本ののど近くをホッチキスなどの針金でとじる製本方法です。
週刊誌、月刊誌などの雑誌でこの方法が採用されていることがあります。(雑誌を限界まで広げると、ホッチキスのようなものでとじられているのが分かります)
この方法は本が中まで開けない欠点があり、のど付近まで書くと、読めないといった状況になることがあります。
上製本はハードカバーと同じように製本されたものです。
1冊あたりの単価が高くなります。
なお、上製本は日数がかかる場合が多いので、締め切りが早くなる場合があります。
他にも糸とじや和とじといった方法があります。
和とじはコピー本を作るときに、個性のある本としていいかもしれません。